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定期テスト対策 完全ガイド|中学生の計画の立て方、教科別の進め方、直前の過ごし方

テスト対策は、直前の頑張りより、「範囲を終える日」から逆算した計画で決まります。

約4400字・読むのに9分ほど

この記事で分かること

定期テストの対策を、どの時期に、何をするか。計画の立て方、教科ごとの進め方、直前の過ごし方、テスト後の振り返り、そして保護者への伝え方まで、1本にまとめました。中学生を担当する先生が、そのまま計画の土台に使えるように書いています。

学校ごとに、テストの時期や範囲の出し方は違います。ここに書いたのは、一般的な進め方の目安です。実際の予定は、学校の配布物(試験範囲表、提出物の期限)で、必ず確認してください。

定期テスト対策の、考え方

定期テストは、学校の授業で扱った範囲から出ます。つまり、範囲が決まっているテストです。だからこそ、「何を」「いつまでに」「どのくらい」やるかを、先に決めれば、対策の質が変わります。

よくある失敗は、テストの1週間前から、慌てて全教科を同時に始めることです。時間が足りず、どれも中途半端になります。もう1つは、教科書やワークを、1回通して眺めるだけで、「やった」ことにしてしまうことです。

対策の中心は、「分からないところを見つけて、できるようにする」ことです。分かっているところを、何度もなぞっても、点数は、あまり変わりません。

対策の全体の流れ

  1. テスト範囲表を受け取ったら、すぐに、各教科の範囲と提出物を、一覧にする
  2. テストの日から逆算して、「範囲を一通り終える日」を決める
  3. 3週間前〜2週間前:授業内容の抜けを、見つける(分からないところを、洗い出す)
  4. 2週間前〜1週間前:ワークや問題集を、1回解いて、間違えた問題に印をつける
  5. 1週間前〜3日前:印をつけた問題を、解き直す(ここが、いちばん大事)
  6. 3日前〜前日:全体の見直しと、暗記の確認。新しいことは、始めない
  7. テスト後:返却された答案で、失点の原因を分類する

最初にやること:範囲と提出物を、一覧にする

テスト範囲表が配られたら、最初に、教科ごとの範囲と、提出物(ワーク、ノート、プリントなど)の期限を、1枚にまとめます。提出物は、学校によっては、内申点にも関わるので、期限に間に合わせることが、前提になります。

一覧にするだけで、「何がどのくらいあるか」が、見えるようになります。見えると、不安が減って、計画が立てやすくなります。生徒本人に書いてもらうと、自分の予定として、意識しやすくなります。

テスト範囲の整理表の例(架空)

【数学】範囲:正の数・負の数 〜 文字の式(教科書 p.12〜p.78)/提出物:ワーク(11/10 提出) 【英語】範囲:Unit 1〜Unit 3/提出物:ワークブック、英単語ノート(11/9 提出) 【国語】範囲:漢字(1〜3課)、物語文(「〇〇」)/提出物:漢字ノート(11/8 提出) 【理科】範囲:光と音/提出物:実験レポート(11/11 提出) 【社会】範囲:世界の地理/提出物:ノート(11/11 提出)

実際の範囲と期限は、学校の配布物で確認します。ここでは、書き方の見本として、載せています。

計画の立て方:逆算で決める

テストの日から、逆算します。まず、「範囲を一通り終える日」を決めます。目安は、テストの1週間前です。そこから、1週間は、「解き直し」と「暗記の確認」の期間です。

次に、各教科にかける日数を決めます。得意な教科は、少なく。苦手な教科は、多く。ただし、苦手な教科だけに、時間を使いすぎないことも大切です。点数が伸びやすいのは、「あと少しで取れる問題」が多い教科です。

1日の計画は、細かく決めすぎないほうが、続きます。「今日は、数学のワーク p.20〜25」のように、範囲を決めます。時間は、おおよそで構いません。できなかった日は、予備日で取り戻せるよう、週に1日は、予定を空けておきます。

2週間の計画表の例(架空・中学2年)

【14〜11日前】各教科の範囲を、ワークで1回解く。間違えた問題に、印をつける。 【10〜8日前】苦手な教科(数学・英語)の、印をつけた問題を、解き直す。 【7日前】予備日。進んでいない教科を、取り戻す。 【6〜4日前】理科・社会の暗記。用語を、隠して書く練習。 【3〜2日前】全教科の、間違えた問題の、最後の解き直し。提出物の確認。 【前日】軽く見直し。早めに寝る。新しいことは、始めない。

生徒ごとに、苦手な教科や部活の予定が違います。この表を、土台に、一緒に調整してください。

教科別の進め方:数学

数学は、「解き方を覚える」より、「自分で解けるようにする」ことが中心です。教科書の例題と、ワークの基本問題を、まず、自力で解きます。解けなかった問題は、解答を見て、解き方を理解したあと、もう一度、解答を見ないで解きます。

間違いは、ノートにまとめるより、ワークの問題に、印をつけておくほうが、手間がかかりません。解き直しのときに、印のついた問題だけを、もう一度、解きます。2回目で解けたら、印を二重にします。3回目まで解けたら、完了です。

計算ミスが多い子は、途中式を省かず、1行ずつ書く練習をします。見直しの順番(符号、単位、写し間違い)を、決めておくと、ミスが減りやすくなります。

教科別の進め方:英語

英語は、単語・文法・本文の3つに、分けて考えます。単語は、毎日、少しずつ。1日に5〜10語を、毎日続けて、数日後に、もう一度、確認します。文法は、教科書の要点を、自分の言葉で説明できるかを、確かめます。本文は、音読と、日本語訳の確認です。

テストの問題は、教科書の本文から出ることが多いので、本文を、何度も音読して、内容を頭に入れます。本文の内容が分かると、並べかえや、英作文の問題も、解きやすくなります。

単語は、見て覚えるより、隠して書く練習のほうが、定着しやすいです。書けなかった単語に、印をつけて、翌日に、もう一度、確認します。

教科別の進め方:国語

国語は、漢字と、文法と、読解の、3つに分けます。漢字は、毎日、少しずつ。読解は、教科書の文章について、「誰が、何をして、どう感じたか」を、自分の言葉でまとめる練習をします。

ワークで、記述問題の、解答の書き方を確認します。解答例と、自分の答えを比べると、どこが足りないかが、分かります。「理由を書く」「本文の言葉を使う」といった、書き方のルールを、押さえます。

教科別の進め方:理科・社会

理科・社会は、暗記が中心になりがちですが、「覚える前に、流れをつかむ」ことが、大切です。歴史なら、出来事の順番と理由。地理なら、位置と特徴の結びつき。理科なら、実験の目的と、結果と、そこから分かること。

覚えるときは、用語を、隠して、思い出す練習をします。赤シートで隠して、声に出して言うだけでも、効果があります。間違えた用語に、印をつけて、翌日と数日後に、確認します。

ワークや問題集は、同じものを、繰り返すのが、もっとも効率的です。新しい問題集に、手を出すのは、いまのワークが、できるようになってからです。

テスト直前の、過ごし方

直前の数日は、新しいことを、増やしません。やることは、間違えた問題の、最後の解き直しと、暗記の確認です。「分からないこと」が見つかっても、焦らず、「出そうなところ」から優先します。

睡眠も、大切です。前日に、夜遅くまで勉強して、当日眠い状態になるのは、避けたいところです。前日は、早めに切り上げて、持ち物の確認(筆記用具、時計、提出物)をして、寝ます。

当日の朝は、教科書やノートを、見直す程度にします。1科目めの前に、緊張するのは、当然です。「分かるところから、解く」ことを、伝えておくと、落ち着きやすくなります。

テスト後の振り返り:失点の原因を分ける

テストが終わって、答案が返ってきたら、必ず、振り返りをします。点数を見て、終わりにしないことが、次につながります。

間違えた問題を、原因ごとに、分けます。①知らなかった(覚えていなかった)。②分かっていたけど、ミスをした(計算ミス、読み間違い、書き間違い)。③考え方が、分からなかった。④時間が足りなかった。

原因によって、次の対策が、変わります。①なら、暗記の方法を変える。②なら、見直しの手順を決める。③なら、基本に戻って、解き方を学び直す。④なら、時間を計って、練習する。

この分類は、生徒本人にやってもらうと、「自分の傾向」に気づけます。先生は、分類を、一緒に確認して、次の手立てを、決める役です。

声かけの言い換え(テスト前後)

気持ちを下げる言葉を、次の行動が分かる言葉に、置き換えます。

  • → 変える前もっと勉強しなさい。

    → 変えたあと今日は、数学のワークの、印をつけた問題だけ、もう一度やってみようか。

  • → 変える前どうして、こんな点なの?

    → 変えたあとどこで点を落としたか、一緒に見てみよう。原因が分かれば、次に直せるよ。

  • → 変える前次は、頑張ってね。

    → 変えたあと次のテストまでに、見直しの練習を、毎日5分、やってみよう。

保護者への伝え方

テスト対策は、保護者の関心が、高い話題です。伝えるタイミングは、3回あります。テストの2〜3週間前(計画の共有)、テストの直前(状況の確認)、テスト後(結果と振り返り)です。

テスト前の連絡では、計画と、家庭にお願いしたいことを、短く伝えます。進み具合に、遅れが出ているときは、早めに伝えます。テスト直前に、「実は、間に合っていません」と伝えるのは、保護者にとって、いちばんつらい知らせ方です。

テスト2週間前の連絡の例

〇〇さんの、定期テストに向けた計画を、ご連絡いたします。テストまで2週間ですので、まず、各教科の範囲を、一通り解いて、間違えた問題を洗い出します。そのあとの1週間は、間違えた問題の、解き直しに使います。 特に、数学と英語は、時間をかけて取り組みます。ご家庭では、提出物の期限が、近づいているかを、お声がけいただけると、助かります。計画に遅れが出た場合は、早めにご連絡いたします。

計画と、家庭へのお願いを、1つに絞って伝えます。遅れが出たら、早めに、連絡する旨も、一言添えます。

テスト後の連絡の例

定期テストの結果について、ご報告いたします。数学は、前回より9点上がり、72点でした。英語は、前回とほぼ同じです。 数学で上がったのは、文章題で、図をかいて、式を立てられたことが、大きな理由と見ています。英語は、単語のスペルの間違いで、失点が目立ちました。次のテストに向けて、単語を、隠して書く練習を、毎日5分、続けていきます。 ご家庭では、結果を責めず、頑張った点を、ねぎらっていただけると、ありがたいです。

点数の事実と、分かっている原因、次の手立て、家庭へのお願いを、順に書いています。数字は、架空の例です。

よくある質問

何日前から、始めるのがよいですか。
学校によって、テストの2〜3週間前に、範囲が発表されることが多いです。範囲が出たら、すぐに、計画を立てて始めるのが、目安です。早く始めるほど、1日あたりの量は、少なくて済みます。
部活がある子は、どうすればよいですか。
テスト前は、部活が休みになる学校も多いですが、そうでない場合は、平日の勉強時間を、短く確実に、取れるように、計画を調整します。1日30分でも、毎日続けるほうが、休日にまとめてやるより、定着しやすくなります。
苦手な教科から、始めるべきですか。
苦手な教科は、時間がかかるので、早めに始めます。ただし、苦手な教科だけに偏らず、得意な教科も、短く、確実に、押さえます。
ワークは、何回やるのがよいですか。
回数より、「間違えた問題を、できるようにする」ことが、大切です。1回目で間違えた問題を、2回目、3回目と、できるまで、繰り返します。

まとめ

定期テスト対策は、「範囲と提出物を一覧にする」「範囲を終える日から逆算する」「間違えた問題を、できるまで解き直す」「直前は、新しいことをしない」「テスト後に、失点の原因を分類する」の5つで、組み立てます。

保護者には、計画と、家庭にお願いしたいことを、早めに、短く伝えます。テストのたびに、同じ流れで進めると、生徒も、自分で計画を立てられるようになります。

例文の「〇〇さん」は、実際の名前に置き換え、事実に合わせて手直ししてお使いください。

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